グランオーシャンの女王であるメルジーヌ・ミューゼス・ムネモシュネによると、【愚者の棺】に《やる気パワー》が満たされると不老不死が実現するとの事。【愚者の棺】から錬金術の坩堝のようなものを連想した。あとまわしの魔女は不老不死を手に入れる事によって《永遠のあとまわし》を実現するとの事。《永遠》とは前に進まない事なのかもしれない。
余談だが不老不死といえば各地の人魚伝説によると人魚も不老不死に関係があるようだ。
まなつとローラは幼い頃に出会っていて、まなつはローラと別れた後に名前を聞かなかった事を後悔して、それ以来、初めて会った人には先ず名前を聞く、そして、いつでも現在一番大事な事をやろうと思ったとの事。《現在》が一番大事という事を示しているような話だと思う。
人間と出会った人魚は出会った記憶が消去され、それがグランオーシャンの掟だという話を聞いて、人魚の世界も《法》が絶対で女王の権限よりも優先される世界だと思った。