Fulcanelli's blog

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変化する距離感

1月25日は「響け!ユーフォニアム」シリーズの黄前麻美子さんのお誕生日という事で例によって原作小説の電子版を検索しながら読んでいた。

黄前麻美子は主人公の久美子の姉で「響け! ユーフォニアム 2 北宇治高校吹奏楽部のいちばん熱い夏 (宝島社文庫)」で初めて登場する。久美子は姉の事が大の苦手との事。


理由については、2巻では説明が無く、3巻の「響け! ユーフォニアム 3 北宇治高校吹奏楽部、最大の危機」で説明されている。


「響け! ユーフォニアム 3 北宇治高校吹奏楽部、最大の危機」では姉妹の間について《隔り》という表現が使われていた。あと、気が付いたのだがアニメでは全国大会の後で久美子は麻美子を見かけて追いかけるシーンがあるのだが、原作には、このシーンは無かった。


響け! ユーフォニアム 3 北宇治高校吹奏楽部、最大の危機 (宝島社文庫)


響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章 後編 (宝島社文庫)」では姉妹の《距離》という表現が使われていた。その《距離》はお互いに敬遠し合う《距離》から遠慮から構成される《距離》に変化(やや改善)している。

距離感が変化した理由については「響け! ユーフォニアム 3 北宇治高校吹奏楽部、最大の危機 (宝島社文庫)」に、変化するキッカケになった出来事が書かれている。


響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章 後編 (宝島社文庫)


その後、「響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 後編 (宝島社文庫)」では麻美子が久美子のヘアメイクをしたり、食事の用意をしたり、久美子の進路についての話をするシーンがある。麻美子の生き方について《憧れ》(密かに)という表現も使われている。

変化する姉妹の距離感に着目して読んでみるのも良いのかもしれない。



響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 後編 (宝島社文庫)