マーク・トウェーンの傑作。
朝ドラ「花子とアン」を観て、村岡花子さんが翻訳された本を読んでみようと思い、時系列的には、この作品が「赤毛のアン」より先だったので読んでみた。
高貴な人と貧困層の人を入れ替えるパターンの物語の原型のように思えた。この物語をモデルにした作品は幾つかあるように思える。
昭和2年刊行との事だが、村岡花子さんの翻訳は現代でも解り易いと思った。
トム・カンティの空想の力は、想像の翼に通じるものがあるのかな?
メモ
- 「アンのゆりかご―村岡花子の生涯―」によると村岡花子さんに「王子と乞食」を紹介したのは片山廣子さん
- エドワードとヘンドンはキチガイ扱いされたという事で相似しているように思えた。