著者は村岡花子さんのお孫さん。
「花子とアン」の原作という事で読んでみた。
ドラマと 違う感じだった。
ドラマでは山梨の小作農だった家のシーンがあるが、原作にはそのような描写はなかった。
最近、「おしん」を見始めているのだが、「花子とアン」は、「おしん」からの影響も強い感じがしている(例えば、「花子とアン」の はなの母の名前は ふじ で、おしんの母の名前と同じ。村岡花子さんのお母様の名前は テツ で ドラマ とは 違う。朝ドラの場合は実名が使われていない事が多いのだが…)
ドラマの登場人物や出来事を思い出しながら読んでみても良いと思う。ドラマの登場人物のモデルと思われる人や出来事についても描かれている(ドラマと実際の出来事とは少し 違うところも当然ある)。
あと、ドラマで描かれていない出来事も書かれているので、実際の村岡花子さんについて知るのも良いと思う。
メモ
- 「花子とアン」の醍醐さんのモデルは奥田千代さん(大鳥圭介の孫娘)のようだ。
- 富山先生のモデルは、たぶん、小林富子さん
- ブラックバーン校長のモデルは、ミス・ブラックモア
- 柳原伯爵令嬢燁子。蓮子のモデル
- 燁子さんの短歌の師匠は佐佐木信綱さん
- 花子も佐佐木信綱に師事さん
- 嘉納伝助のモデルは伊藤伝衛門
- 山梨英和女学校の英語教師
- ドラマとは違い、山梨では英語教師だった。
- 澤田廉三(北澤司のモデル?)
- 花子と広岡浅子
- 市川房枝とも出会った
- 大正8年4月8日 村岡儆三(村岡英治のモデル)と出会う
- 大正9年9月13日 道雄(歩のモデル)誕生
- 白蓮事件
- 燁子(あきこ)
- 宮崎龍介は宮崎滔天の息子
- 「王子と乞食」は片山廣子が勧めた本
- もものモデルは、梅子と思われる
- 益田旭のモデルは坂田巌と思われる
- 梅子の長女、みどり誕生:昭和7年9月13日;美里のモデルと思われる
- 花子に「アン・オブ・グリン・ゲイブルス」を贈ったのはミス・ショー
- テルやポーシャの話自体はあったがドラマとは違っていた