8月23日は「響け!ユーフォニアム」シリーズの登場人物である滝昇先生のお誕生日という事で原作小説の中で先ず思い出すのは「響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ」の「四 さよならコンクール」で久美子がパート練習の教室に財布を忘れてしまって、滝先生と一緒に忘れ物を取りに行くシーン。滝先生は本気で全国に行けると思っていると久美子の問いに答えている。久美子の問いはプロローグで久美子が麗奈に言った台詞と同じで《本気で全国に行けると思っているんですか?》。1巻は滝先生と麗奈の方向性が一致していて、それが久美子の問いの答えという形になっていると思う。
響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ (宝島社文庫)
「響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 後編」で滝先生の理想は《正しい人》だという事が明らかになって、久美子が将来的に目指す方向が決まった形になっていると一昨日思ったのだが、今日、作者の武田綾乃先生も「正しい大人」についてツイートされていた。
今日は滝昇の誕生日ですね🎉
— 武田綾乃 (@ayanotakeda) 2021年8月23日
シリーズ最初の頃は大人を書くのが難しくて滝先生の気持ちを掴むのに四苦八苦していましたが、今となってはスムーズに気持ちが分かるようになりました😌
滝先生を書くときは「正しい大人」であることを意識しているのですが、どの立場で彼を見るかで印象が結構変わりますね
一昨日の私のブログ記事
fulcanelli448.hatenablog.jp
原作をパラパラと捲って考えていたのだが、滝先生の理想は《普遍的な正しさ》のように思える感じがする。
響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 後編 (宝島社文庫)